2020年10月18日に浜離宮朝日ホールで開催予定でおりました,ヨハネ受難曲演奏会は,コロナ禍の影響によるソーシャルディスタンスの確保が困難であること,および社会情勢を鑑みて公演を延期することにいたしました.
特に,演奏者とお客様が,安心して音楽に集中できないことは,だれにとっても良い環境でないということが最も大きな要因です.バッハの音楽は,今演奏しないと価値が失われるものではなく,来年,未来においても色あせない存在です.私たちは自分の技術の研鑽の機会を改めていただいたと感謝すべきでありましょう.
指揮者の長岡聡季先生,エヴァンゲリストの中嶋克彦先生,ヴィオラ・ダ・ガンバの西沢央子先生,素晴らしいチェンバロとオルガンを提供いただく予定でありました石井賢様には,演奏会延期についてご快諾を頂き,大変感謝しております.浜離宮朝日ホール様とは,舞台上の演奏者の人数や演奏者の安全確保の面で協議させていただき残念でありながらも,事情は理解させていただきました.
延期した演奏会は2021年~2022年上旬に開催できるよう準備しております.その場では我々演奏者とお客様が音楽を楽しめるような会にしたいと思います.
コメントを残す